棚の隙間

自分の好きなものを綴っていきたいと思います。

出版社主催のブックフェス・イベントについて思うこと

 記事を書くのも随分と久しぶりな気がしますが、気になった話題をもとに書いてみたいと思います。

 何日か前に出版社のツイートで、昨日と今日で神保町のブックフェスが開催するということを知りました。

 出版社をフォローしているので、その告知ツイートを見ながら思ったことが「東京などの首都圏・主要都市にフェスが集中している気がして、なんだか萎えてしまった」ということです。勿論、私が知らないだけで、地方でもブックフェスみたいなものをしているのかなと思います。

 出版社も、利益を生むことが大切だと考えているかもしれません。地方でブックフェスを開いても、首都圏と比べて人が集まらなかったり、利益が出ないかもと思うことは仕方のないことかもしれません。でも、地方在住の私から言わせてもらうと「読者は首都圏・主要都市の人達だけではないし、首都圏・主要都市の人たちを主としたフェスって開く意味があるのか?」と思います。

 人口も減っているし、本屋さんがどんどん潰れていく中で新しい読者を獲得していくためには、何かのきっかけをもとにして本に興味を持ってもらう。本を布教していくのは、出版社や書店さんは勿論のこと、あるいは熱心な読者かもしれない。それなのに、始めから人の多い場所を選んで開催して、満足するというのはちょっと違うかなって思います。それに、今は本はどこでも買える時代であるのに、交通費を出して行くということは気軽には行き辛い。本は読むけれど行くほどではないとか、普段あまり本と接点がない人は益々本との機会を失うのではないかなと思います。それは、勿体ないことだと思います。読者は、首都圏や主要都市だけにいるわけではなく、見えていないだけで沢山の読者がいるのではないかなと私は思います。

 最後に、私の希望論ですがもし地方でブックフェスを開催したら、本が好きな人も、昔結構読んでいた人、普段あまり本と接したことのない人なども新たな顧客として迎えることが出来るのではないかなと思います。また、地元の書店さんと連携しながら自社の本を知ってもらう機会になるのではないかなと考えます。

 

 駄文失礼しました。思ったことを書いただけですので、文章も理論もめちゃくちゃですがここまで読んでくださり、ありがとうございました。それでは、今日はこの辺で失礼します。