棚の隙間

自分の好きなものを綴っていきたいと思います。

本の感想 1

ブログに登録して約2か月。ようやく感想が書けるようになりました。早速、読んだ本をご紹介したいと思います。以下感想です。長い文章は久しぶりに書くので拙い部分があるかと思いますが、読んでいただければ幸いです。

 

エミリー・バゼロン著 高橋由紀子訳 早川書房

『ある日、私は友達をクビになった スマホ世代のいじめ事情』

 近年問題になっているSNS上のいじめを扱った本です。実際に起きた事例をもとにいじめとは何か、インターネット上で起きるいじめとはどのようなものなのかを述べ、取り上げた事例をもとに、これからどうしていくことが大切かなども述べられています。

 この本を読んで驚いたのは、アメリカでも昔から「いじめ」はあまり人々の関心として取り上げられなかったことです。子供の味方をしてくれる大人がいないとか、関心を持ってくれないことは子供にとって大きな衝撃を与えるのではないかなとも感じました。プロローグには、著者の体験が書かれています。著者もいじめに遭い、両親も相談に乗ってくれましたが「ほかの友達を作ればいい、気にしない方がいい」と言われたと書かれています。しかし、当時の著者には両親のアドバイスが納得できなかったことも綴られています。著者の体験をもとに綴られているところもあり、共感できました。

 そして、最終章には親がすべきことなどが述べられていました。子供がいじめをしないようにするにはどうしたらいいのかなど、考えさせられる言葉が多く載っていました。私も大人の領域に入っているので、自分の知り合いの子供がいじめに遭ったらどうするのかとかを考えていく必要があるなと改めて思いました。

 

 長文失礼しました。今日はこの辺で失礼します。