棚の隙間

自分の好きなものを綴っていきたいと思います。

本屋さんの話~思い出話を添えながら~

 こんばんは、ふと思い出したことがあり、そこから自分の考えを述べたくなったので、こちらに書きたいと思います。

 5年位前に、カナダに行きました。初めての海外で、ワクワクしていたのを覚えています。私が行った本屋は、雑貨と本を売っていました。当時妹が絵の勉強をしていたので、宗教画とかの画集を売っていたら買ってきて欲しいと言われたので、探してみました。地下は絵本や児童書関係、一階は小説など、三階はコーヒーショップのお店と芸術関係の本が売っていました。宗教画をなんて表現すればいいのか分からず、うろうろして、見つからなかったので、品のあるおじいさん店員さんに声をかけました。辞書を片手に、何冊か探してもらいました。(ちょっと自信が付きました笑)何冊かもってレジに行って、お会計をしているときに、さっきの店員さんが私に本を持ってきてくれたました。ずっと探し探してくれていたのかな、凄くいい本だ!と思いました。拙い英語で私の説明の仕方も最悪で(「妹が絵の勉強していて、宗教関係の絵が載っている本を探して欲しい」)と言ったのでそこまで通じるとは思ってもいませんでいた。帰国して、妹に見せたら喜んでくれました。おじいさん店員に、妹がとても喜んでいましたと伝えられなくて残念です。

 私が行ったカナダの書店は、レジをする人と実際にお客さんの対応をする人と別れていました。だから、困ったらレジに並ぶということはしなくてもいいし、店員さんも本のことをよく知っていて、対応してくれるので日本とは違った雰囲気でした。中に入れば、「Hi」と声をかけてくれるので、人見知りな私でも声をかけやすかったです。少ししか滞在せず、スケジュールの関係で行った回数も少ないのでカナダの本屋がすべてそうとは言い切れないですが、日本とは違うのだなと思いました。

 日本の書店にもいい所はあるし、書店員さんも素晴らしい人が多いと思います。すべて外国の真似をする方がいいとも思いません。ですが、個人的な感想として、レジ対応とお客さん対応の人が分かれているのはいいなと思いました。書店員さん自身も忙しくならないし、自分の仕事にも専念しやすいのではないかなと思います。

 本屋に行くと、いつも買う予定のなかった本も買ってしまいます。それは、棚に本があるからです。書店員さんが何を感じて、どうしてこの本を勧めているのか私はもっと知りたいです。それがもし、人手不足とか、売り上げが少ないから閉店するというのは悲しいです。本屋はもっと元気になっていいと思います。本を読めとは言いません。読まなくても生きていけます。ですが、私は本がなくては生きてはいけないので、私のために存続して欲しいなと思います。同時に、生きてはいけるけど、本がないと物足りないと思う人がこれからも増えて欲しい思っています。それは、本屋がないとできないことかなとも思います。だから、私は本屋が元気になるように買い物もするし、本の紹介も沢山したいです。一人でも多くの人が、このブログを読んで本や本屋に興味を持ってくれればいいなと思う、この頃です。

 長々語ってしまいましたが、今日はこの辺で失礼します。おやすみなさい。