棚の隙間

自分の好きなものを綴っていきたいと思います。

今月のおすすめ本 2月号 イルセ・サン著 枇谷玲子訳 『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』

 こんばんは、年明けたと思えば、もう二月になってしまいましたね。早いものです。

 さて、今月のおすすめ本はコチラになります。

 イルセ・サン著 枇谷玲子訳 『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』

 以下、出版社のサイトです。

 

d21.co.jp

 

 HSPという言葉自体を知ったのは、2,3年位前です。何故だか分からないが、自分が酷く生き辛く感じるなと思い、色々調べたらこのHSPに辿り着きました。後半に、きっかけとなった本もご紹介します。

 HSPは、人よりも繊細な体質を持つ人たちです。音や匂いに敏感だったり、他人に共感しすぎてぐったり疲れてしまうこともあるなど、現代社会ではやや生き辛い体質かなと思います。私自身も、毎日ぐったりして、生き辛いな、ずっとこうなのかなと鬱々とした感情を持っていました。

 この本は、HSPはどんな体質をなのか、HSPの人が抱えやすい問題、自分と他人との付き合い方などが載っています。私がこの本をいいなと思った最大の理由は、HSPの人が抱えやすい心理的な問題を挙げてくれていたことです。勿論、どんな体質で大変なこともあるけれど、こんな能力を持っているよと書いてくれているのも助かります。ただ、自分がHSPと知っている身としては、抱えている心理的問題に対して言及してくれた方が気持ちが楽になりました。自分に過度な要求をしてしまったり、罪悪感や恐怖心を感じてしまったりすることは、現況私が抱えている問題でもありました。

 すべての人に有効かどうかわかりませんが、この本を読んで成程、こうすればある程度、楽になるかなと思うことが出来たので、書いてくれていて良かったです。また、HSPの人は、繊細な体質ということで、学校や仕事で苦労している人も多いのではないのかなと思います。私も仕事をする上で、環境が大事だと感じるようになりました。環境が合わないと大変になってしまい、その度に自分を責めていました。そういう事も、もしかしたらHSPの人は多いのかもしれません。なんでも体質のせいにするのはよくないですが、少なくとも人よりもちょっと繊細な人たちがこの世にいるということも知って欲しいなと思います。そういう意味でも、この本はいいのかなと思います。HSPに限らず、理解されないことは沢山あると思います。それで苦しんでいる人も、沢山いると思います。できれば、そういう事が少なくなってくれればいいなと思うこの頃です。

 最後に、私がHSPを知るきっかけになった本を書いておきます。

 岡田尊司著 『過敏で傷つきやすい人たち HSPの真実と克服への道』

 

www.gentosha.co.jp

 

 今日はこの辺で失礼します、おやすみなさい。